『2010年宇宙の旅』(原題:2010: Odyssey Two)

『2001年宇宙の旅』(原題:2001: A Space Odyssey)映画 一点透視投影エンターテインメント

基本情報
著者:アーサー・C・クラーク
ジャンル:サイエンス・フィクション
シリーズ:宇宙の旅シリーズ
出版社:バランティン・ブックス
出版:1982

『2010年宇宙の旅』

作品紹介

『2010年宇宙の旅』は、木星で宇宙船ディスカバリーに何が起こったのかを調査するヘイウッド・フロイド博士の旅について取り上げる。

3人のアメリカ人と7人のロシア人がソビエトの宇宙船アレクセイ・レオーノフに乗り込む。 AIコンピューターHAL 9000は、この小説でも重要な役割を果たす。

『2010年宇宙の旅』は、1968年に公開された小説・映画『2001年宇宙の旅』の続編だ。小説 『2010年宇宙の旅』を原作とした映画『2010年』が1984年に公開された。

『2001年宇宙の旅』の製作が始まってから約20年。 その間、多くの科学的発見があり、宇宙の設定には違いがある。

HALのインストラクターの名前は、この小説と映画『2010年』ではチャンドラ博士だが、『2001年宇宙の旅』ではラングリーだ。

中国の宇宙計画が米国やソ連と競争するシーンは映画に含まれていない。

キャラクター

ヘイウッド・フロイド博士:
以前の探査から帰還できなかった宇宙船ディスカバリーを調査し、取り戻す任務のために木星に旅する。この物語の主人公。

ウォルター・カーナウ博士:
アメリカのエンジニアであり、宇宙船ディスカバリーのスペシャリスト。バイセクシュアル。マキシム・ブライロフスキー博士と親密な関係にあると言われ、後に女性と婚約する。

タティアナ「ターニャ」オルロワ:
宇宙船アレクセイ・レオーノフの船長。映画の中では、苗字はキルブック。

ヴァシリ・オルロフ博士:
宇宙船アレクセイ・レオーノフの主任科学者であり、タティアナ「ターニャ」オルロワの夫。

マキシム・ブライロフスキー博士:
バイセクシャルの宇宙飛行士。ウォルター・カーナウ博士といい関にあると言われ、後にゼニア・マルチェンコと婚約する。

船医指揮官カテリーナ・ルデンコ:
宇宙船アレクセイ・レオーノフの医師。映画では、この役は男性に変更されている。

アレクサンダー「サーシャ」コヴァレフ博士:
宇宙船アレクセイ・レオーノフのチームメンバー。科学の見識がある。

HAL 9000:
宇宙船ディスカバリーのAIコンピューター。前回の任務の失敗は、HALの行為が原因である可能性が疑われている。

ニコライ・テルノフスキー博士:
宇宙船アレクセイ・レオーノフのチームメンバー。チャンドラ博士と共にHAL 9000の修理に取り組む。

シバスブラマニアン・チャンドラセガランピライ博士:
略してチャンドラ博士。アメリカ人の乗組員。HAL 9000を発明した人物で、HAL9000の復旧を担う。

ゼニア・マルチェンコ:
負傷した宇宙飛行士の代わりに乗組員に加わった、宇宙船アレクセイ・レオーノフの最年少チームメンバー。マキシム・ブライロフスキー博士と結婚する。

ディミトリ・モイセビッチ博士:
フロイド博士と共に、モイセビッチ博士は米国とソ連の共同ミッションに関する展示会を開催する。

ヴィクター・ミルソン:
ヘイウッド・フロイド博士の後継者。

SAL 9000:
地球側のHAL 9000に相当するマシン。

チャン教授:
中国の宇宙船チェンの乗組員。チェンが木星の月の一つエウロパで遭った事件を報告し、別れのメッセージを送る。

プロット

ソ連の宇宙船アレクセイ・レオーノフは、米国の宇宙船ディスカバリーツーに先駆けて準備が整う。そこでアメリカは、ロシアのミッションに参加することを決定。

2010年、米国とソ連は、宇宙船ディスカバリーワンを回収し『2001年宇宙の旅』で見つかったモノリスを調査するための共同ミッションを実施する。モノリスは、木星の周りを周回する。

アメリカとロシアの乗組員を乗せた宇宙船アレクセイ・レオーノフが前回の任務の現場に到着。

中国の宇宙船チェンも木星に向かう。しかし、チェンは木星の月の一つであるエウロパ固有の生き物に襲われ、中国の任務は完了を見ずに終焉。チエンの唯一の生存者であるチャン教授は、宇宙服への空気供給が残りわずかになると、宇宙船アレクセイ・レオーノフに別れのメッセージを送る。

宇宙船アレクセイ・レオーノフは、宇宙船ディスカバリーに到達する。HAL 9000の発明者であるチャンドラ博士は、そのAIコンピューターを修理し、誤動作の背後にある原因究明にあたる。

前回の任務で行方不明になったデビッド・ボーマン博士は、母親や元彼女といった人々とコミュニケーションをとるために、エネルギー生命体やアバター等、様々な形体で出現する。

異星人は、デビッド・ボーマンを通して人間を研究する。木星周辺の大気には、ガスのような原始的な生命体が見られる。エウロパの氷の下にも、生命体が見られる。異星人は、エウロパの水棲生物は、まだ原始的だが進化する可能性が高いと気がつく。

デビッド・ボーマンは、ヘイウッド・フロイド博士に、15日以内に木星から出発するように告げる。しかし、宇宙船アレクセイ・レオーノフの乗組員は、去ることをためらう。すると、木星の周りを周回するモノリスが消える。

宇宙船アレクセイ・レオーノフは、ディスカバリーをブースターロケットとして使用して、緊急避難を行う。ディスカバリーは再び地球に戻ることが出来ず、木星の軌道にとどまる。

黒点が見つかり、HAL 9000の望遠鏡は、それがモノリスの束であることを確認する。モノリスは木星の密度を高くし、核融合後に小さな星になる。

木星の雲周辺に生息するガスのような生命体は、大きな変化の結果、絶滅した模様。

木星が新たな星に変換している間、デビッド・ボーマンは宇宙船ディスカバリーに現れ、HAL 9000にメッセージを送信するように命じる。「これらの世界は全てあなたのもの、エウロパを除いては。そこへの着陸は試みないこと」

宇宙船ディスカバリーは、ルシファーという名の新しい星によって吹き飛ばされる。次に異星人は、HAL 9000からAIを取り出し、、彼らやデビッド・ボーマンのような生命体に変換する。

西暦20,001年、エウロパの生き物は、モノリスの助けを借りて知的な存在に進化し、初期段階の文明を築く。恒星ルシファーは第一の太陽、ソルは冷たい太陽と見なされている。

巻きひげのような手足を持つ生き物は、ルシファーの光が絶えず届くエウロパの部分に生息している。それらのなかには、反対側まで足を延ばすものもいる。夜を体験できるのは、氷の世界だ。彼らは夜空を観察し、神話をつくる。

彼らはルシファーが比較的新しいと、正しく信じている。また彼らは、冷たい太陽がルシファーの兄弟で、彼の罪への罰として空を歩いて渡ったと信じている。

その生き物は、他の3つの大きな衛星イオ、カリスト、ガニメデを認識しており、そのうちの2つには人間の入植地がある。

エウロパに向かう全ての探査機が、故障して墜落する。エウロパの生き物は、探査機の残骸を崇拝する。エウロパを探査しようとする人間の試みは失敗し続ける。

その生き物は、モノリスがエウロパを保護し人間を遠ざけていると、正しく信じている。彼らは、デイブ・ボーマンと HAL 9000が宿る守護モノリスに最大の敬意を払う。

モノリスは必要な限り、人類とエウロパの生物の遭遇を封じる。

著者:長田拓也 Takuya Nagata Amazon Profile

小説作家、クリエーター。ブラジルへサッカー留学し、リオデジャネイロにあるCFZ do Rio(Centro de Futebol Zico Sociedade Esportiva)でトレーニングに打ち込む。日本屈指のフットボールクラブ、浦和レッズ(浦和レッドダイヤモンズ)でサッカーを志し、欧州遠征。若くして引退し、単身イングランドに渡り、英国立大学UCAを卒業。スペイン等、欧州各地でジャーナリスト、フットボールコーチ、コンサルタント等、キャリアを積む。クリエーティヴ系やテクノロジー畑にも通じる。ダイバーシティと平等な社会参加の精神を促進する世界初のコンペティティヴな混合フットボール「プロプルシヴ・フットボール」(プロボール)の創設者。

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